生命保険を決める前に知っておきたいコト

生命保険で家計のリスクを軽減するために > 死亡保障の考え方

万が一

生命保険のセールスマンは「お客様が万が一の時は」という言葉をよく使います。これは、「そんなことはない方がよいに決まっているけれども、まったくないとは言えない」というニュアンスを込めつつ、死亡保険の話を展開していくわけですね。しかし、人間は100%亡くなります。確かに、若いうちに亡くなってしまうのは「万が一」に近いことかもしれません。実は死亡保障の考え方はこのへんにあるのです。

命の値段？

あまりいい言葉ではありませんね。しかし、死亡すると保険金が支払われる契約が死亡保険ですから、こう言ってみたくなる人の気持ちもわからないではありません。

さて、家族に対する責任は年齢とともに変化します。即ち、独身時代、新婚の頃、子育ての時代、子どもが自立した後といった家族環境に応じて責任は膨らみ、そしてまた萎んでいきます。家をローンで買ったならば、その支払いに対する責任などももちろん生じてきます。 もしも、この変化する責任（金額と言い換えても可）に対して一律の保険金額を掛けているとしたら、ムダが生じている可能性があるかもしれません。 定期保険や終身保険をうまく使って、家族環境の変化を想定し、これにしっかり対応した理想的な保障を組み立てたいものですね。