生命保険を決める前に知っておきたいコト
生命保険で家計のリスクを軽減するために |
保険のかたち | 医療保障の考え方 | 死亡保障の考え方 | 老後保障の考え方 |
1.主契約と特約 | 1.病気やケガに必要な保障は? | 1.定期保険を考える | 1.個人年金が必要なわけ |
2.終身保障と定期保障 | 2.がん保険加入者が多い理由 | 2.終身保険を考える | 2.介護保険 |
3.保険料の支払い方 | 3.学資保険は貯蓄?死亡保障? |
生命保険で家計にリスクを軽減するために > 老後保障の考え方
老後のリスクと対策
サラリーマンなら定年の頃、子どもは経済的に自立し、家のローンもそろそろ完済というところでしょうか。 ところで、現在の日本人の平均寿命は男性79歳、女性は86歳です。仕事の引退後、単純に考えて男性なら15年以上、女性は20年以上もの「余生」があることになります。これは余生というには非常に長い期間でありますから、やはり第2の人生と言った方がふさわしいでしょうね。
さて、現実としての老後のリスクです。 退職後は老齢年金での生活になりますから、生活費の見直しを迫られるケースがほとんどでしょう。また、公的年金制度は自営業だった場合は基礎年金のみ、サラリーマンだった場合には厚生年金を乗せた2階建てと言われ、公務員だった場合にはさらに共済年金を加えた3階建てとなります。 実際、それまでの職業や収入によって受け取れる年金額の個人差も大きいものがありますから、ご自身の予想年金額を一度きっちりと把握したうえで、個人年金への加入など老後の経済的リスクに備えた対策を準備しておきましょう。
また、健康面でも60歳を過ぎたあたりからから病気やケガでの受療率は、高齢になるほどにカーブを描いて急上昇します。医療保険が一定の年齢で途切れてしまうことのないように、終身保障のものを備えておくべきです。 さらに、場合によっては介護を必要とするケースに陥らないともかぎりません。自己負担金部分だけでもカバーするような介護保険も検討されるとよいでしょう。