生命保険を決める前に知っておきたいコト
生命保険で家計のリスクを軽減するために |
保険のかたち | 医療保障の考え方 | 死亡保障の考え方 | 老後保障の考え方 |
1.主契約と特約 | 1.病気やケガに必要な保障は? | 1.定期保険を考える | 1.個人年金が必要なわけ |
2.終身保障と定期保障 | 2.がん保険加入者が多い理由 | 2.終身保険を考える | 2.介護保険 |
3.保険料の支払い方 | 3.学資保険は貯蓄?死亡保障? |
保険は高い買い物?
保険は、家を買うことの次に高い買い物と言われています。保険ひとつのひと月あたりの保険料は1ヶ月に数千円から1万数千円といった価格帯が多く、さほど高いものではないように思うのですが、生命保険だけでも死亡保障や医療保障、学資保険や個人年金保険など数種類にわたりますし、自動車保険や火災保険などの損害保険を含めれば、その支払額は相当なものになり、これを一般的には毎月支払い続けていくことになるのです。 家計のリスクを回避するための保険の保険料が家計を圧迫し、本末転倒ということにもなりかねません。しっかりと今の自分に必要な保障を考えることと、信頼のおける保険会社の社員や保険代理店、あるいはファイナンシャルプランナーのような相談者を作っておくことも有効ですね。
必要な保障は?
保険を選ぶときに大切なことは、あらかじめ自分に必要な保障は何と何なのかということをしっかりと考えておくことです。 保険は様々なリスクに対応しようとするために、たとえば特約というかたちで多種多様な保障が用意されています。ですが、今の自分に本当に必要な保障なのかどうかを見極めることが肝要です。
必要な保障額は?
次に、必要な保障額を設定しましょう。 たとえば、自分に万一のことがあった場合に家族が安心して生活していくために必要な金額はどのくらいなのか(死亡保障)。子どもが高校や大学に進学するにあたって必要になる学費はどのくらいか(学資保険)等々具体的な金額を考えましょう。この際に、すべてを保険で準備しようとすると膨大な金額になってしまいます。遺族年金などの公的扶助や預貯金なども勘案して本当に必要な保障額を算出してみましょう。
必要な保障期間は?
さらに、必要な保障額は時間とともに変化していきます。 あなたの死亡保障を考えてみましょう。あなたの子どもが小学生の時にあなたに万一のことがあった場合と、子どもが既に大学を卒業して自立した後にあなたに万一のことがあった場合とでは、必要とされる保障額がまったく違ってきますね。 必要な保障額を必要な期間に設定するということが、大きなムダを省くことにつながるのです。
必要な保障と保障額、保障期間を設定して、大切な家族のための的確な保険のかたちを作り上げましょう。